音楽と僕の話

アマチュアバンドDIRTYWHITEの歌とギターをやってるKIMURAによる音楽の話のアレコレ

米津玄師

以前から名前は知っていたけど、

それ以上知ろうとも思わなかった。

 

米津玄師

 

去年の年末、紅白に出るという事で

ウチの長男(12歳)が大興奮していて、

へー紅白とか出るんだーと少し気になり

始めてちゃんと聴いたんだけど、

いや凄いねこの人!久しぶりの衝撃。

 

直ぐにYouTubeで改めてレモンを聴く。

何これ凄く良い曲じゃん!と驚嘆。

サビへの持っていき方とか、

マイナーコードとメジャーコードを

使い分けてドラマチックにしてたり、

最後のコードをあえてFにしてるとことか、

切ない感じが凄く出てて響きました。

紅白見てた時に感じたのがソレでした。

 

槇原敬之さんに似てるなぁと思った。

歌も上手くて心地よい声だからか、

米津玄師のレモンの世界に引き込まれますね。

 

で、他の曲も色々聴いてみたんだけど、

やっぱり米津玄師は感性が鋭い人だなと。

R&Bっぽくも作れるし、演歌っぽくも作れる。

エッセンスとしてそれらを取り入れて

ちゃんと米津玄師に着地できている。

これってやっぱり感性が鋭くて、

それを表現出来る能力を持ってないと無理。

 

僕個人的に、切ない曲が好きでして。

西野カナのように、ただ切ないを

押してくる歌とかはホント退屈だけども、

切ない感じ、情景だとか季節感だとか。

言葉じゃない、もっと感覚的なもの。

ブルーハーツの夕暮れとか。

やっぱりそういった心に響く歌は素敵で、

風景や想いと共に残っていくものです。

 

僕は、こういう才能を持ってて

いかんなく発揮されてる方々を尊敬します。

レモンという曲は、

イントロからクライマックスへの高まりを

ちゃんと考えて作られている作品だと思う。

楽曲への想いも感じますし、

それに見合った楽曲構成になっているので、

やはりグッときます。

 

特に、Bメロで一旦伴奏が無くなることで

サビの破壊力が増すという訳なのです。

ただ、米津さんの凄いところは

Bメロをメジャーコードにした所にあると。

僕はこのフックに引っかかって

ファンになったといっても過言ではない!

 

まぁでも既に有名だったんですよね。

僕が気づくのが遅かったっていうね。

いやでも本当に久しぶりじゃない?

正統派シンガーソングライターで

才能に溢れた人、ここ何年もいなかった。

才能あります雰囲気出してるだけのやつは

腐るほどいるけどね。

今後の米津さんに注目していきましょう。